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鉄道ファンのみならず、全国のみなさまにそろそろ覚えていただけたであろう、豊橋の路面電車、通称「市電(しでん)」。

2月には、NHK名古屋放送局の夕方の番組「まるっと!」の人気コーナー、「まるっと!×鉄旅」でも特集されました!


当ブログでも、「路面電車で行こう!」シリーズと題して、これまでいくつかの電停を取り上げてきましたが、
今回は趣向を変えて、いつか別井アナウンサーと車内で会うことを夢見つつ、市電の車両に注目してみたいと思います

市電の車両については、豊橋鉄道のホームページでも紹介されています。


東田線隊シデンジャーもよろしくね



T1000形(ほっトラム)
2008年に製造された全面低床車両(LRV)。大阪のアルナ車両製の純国産車両です。
折り畳みスロープがあり、通路幅も広く、固定ベルトもあって車いすでの利用も快適。バリアフリー化を実現しています。
(車いすで利用できる電停は、駅前、駅前大通、札木、市役所前、豊橋公園前、前畑、競輪場前、運動公園前の8電停です。)

ただ、前後車輪間のサイズの関係上、「R11」として知られる井原の急カーブを曲がることが出来ず、赤岩口行き専用となっています。
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帯は三河をイメージした「海・川・緑」のグラデーションです(伊奈彦定さんデザイン)

「R11」については、こちらの記事をご覧ください。


3200形
もともと名古屋鉄道美濃町線を走っていた車両です。現役なのは3203のこちらのみ。
クリーム色に赤帯という「豊鉄標準色」に塗られています。レトロな感じですね。
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こちらの車両、夏は「納涼ビール列車」、冬は「おでんしゃ」として市内外の方々に親しまれています。また、豊橋まつりの時季には「花電車」に変身します。
ビール電車④小
おでんしゃサンプル
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撮影日:2022年10月14日(金)

曜日限定の貸し切りプランもありますよ!

3500形(元・都電荒川線7000形)
都電荒川線から導入された車両です。転入後数年間は都電の塗装のままで運行され、「Welcome to Toyohashi」の文字が書かれていたそうです。

都電荒川線は1372mm、豊橋の市電は通称「三六軌間」とも呼ばれる1067mm。
そのままでは利用できないので、導入時、赤岩口の車庫で台車の改造が行われました。
ゲージ変更だけでなく、ステップの取り付け、扉やパンタグラフの改造もしたそうです。

3500形の車両は、発車時、前扉を閉めると「チンチン♪」と鳴ります。
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ブロンズ像の後ろに見えるのが3500形の車両です。
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ヤマサちくわええじゃないか号(モ3502)。赤岩口車庫にて。撮影協力:豊橋鉄道㈱

780形
名古屋鉄道の岐阜市内線・揖斐線直通用の車両だったものです。
現在は7両あり、すべて全面広告車両。市電の主力車両と言えます。
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ちょうど井原の急カーブ「R11」を曲がっているところです。
くっくま号
クックマートの車両、通称クックマ号。I am cookmaと書いてあります。


800形
もともと名鉄が「路面電車の理想をもとめて」美濃町線に投入した車両です。
2005年に801が豊橋でお目見え。802、803はいったん福井鉄道へと譲渡されましたが、2018年に豊橋へとやってきました。
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奥の豊橋けいりんの電車が800形(モ803)。日の丸薬局は780形です。

豊橋けいりんの車両(モ803)は以前、連続テレビ小説「エール」の放送にあわせて、「エール電車」として走っていましたね。

いかがでしたか?豊橋のまちをのんびり走る市電、みなさんもぜひ乗って&撮って、沿線の観光スポットやグルメも楽しんでみてくださいね
(まちなかで取材していたところ、「ブラックサンダー号」と「クックマ号」が走ってきたときの小さい子たちのテンションがすごかったです笑)

引退したモ3702号(マルーン色)は、こども未来館ここにこで見られます。


市電モチーフのお菓子やちくわセットもあります。豊橋市電旅のお土産にぜひどうぞ!


参考文献:「ふるさと再発見ガイドブック・知るほど豊橋8 市電と共に、マイペース・マイ豊橋」豊橋市広報広聴課発行 平成25年

文/カピバラ
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