路面電車シリーズ、第5弾は「札木」の電停周辺を取材します
ずっと駅前大通を走ってきた市電ですが、新川の電停を過ぎると、豊橋郵便局(本局)前の交差点を左折します。
緑豊かなまちなかのオアシス・神明公園を車窓から眺めていると、すぐに札木の電停に着きます
札木電停といえば、周辺には豊橋らしいお土産を扱う老舗や、おしゃれでおいしい飲食店がいろいろあるので、ちょっとご紹介しようと思います。
まずは、豊橋といえば昔も今もコレ!な、ヤマサちくわさんへ行ってみましょう。
文政10(1827)年創業。堂々たる店構えに風格を感じますね。
我が家も東京や名古屋の親戚に、よくこちらの本店からちくわ・かまぼこの詰め合わせを贈ったりしています。
道の駅とよはしでは焼きたてを楽しむことができますよ!
すぐ近くには、こちらも老舗のつくだ煮屋さん・濱金商店さんがあります。
以前こちらのブログでご紹介した、「チーズのつくだ煮」は本当にオススメ!!
ヤマサさん、濱金さんがある通りの一本北の通り(こちらが旧東海道です)には、老舗和菓子店の若松園さんがあります。
こちらの「黄色いゼリー」は、文豪・井上靖先生の小説『しろばんば』にも登場。
「若松園という大きな菓子屋」で、「スプーンを入れるのが勿体ない」ような美しさの、「口に入れると溶けるように」おいしい黄色いゼリーを食べた洪作少年。
ぜひみなさんもご賞味ください。日向夏のさわやかな香りが口に広がります
(個人的には「さざ波せんべい」「麦落雁」も大好きです。)
そして、東海道の老舗といえば、うなぎ料理専門店の丸よさん
こちらのお店は、「べっぴん」という言葉の発祥の地と言われています。
渡辺崋山先生の息子さんである小華さんのアイデアで、丸よさんのうなぎを「頗(すこぶる)別品」と書いて売り出し、後に美しい女性を表す言葉として広まったのだとか。
蒸してから焼く関東風にこだわり、皮を上にした独特の盛り付けで供されるおいしいうなぎは、まさにここにしかないべっぴんです。
飛騨路さんは、ランチタイムに数量限定で「飛騨牛カレー」を提供しています。
また、Heart to Heart さんのフルーツ盛りだくさんなピンス(かき氷)は、かわいい物好きな方、素敵な写真をシェアしたい方におすすめ
飛騨路さん、Heart to Heart さんの公式Instagramからチェックしてくださいね。
続いて、田原街道(市電が走っている道路)をNTT側へ渡り、ちょっと歩いたところにある、おしゃれすぎるラーメン店・カドワラさん。
イチオシはとろけるほどやわらかいお肉と大根が入った「塩ラーメン」だそうです。
見るからにおいしそう。夏季限定の冷やし豆乳担々麺も美容によさそうですね
カドワラさんから神明公園のほうへ戻っていくと、山安さんの大手町本店があります。
山安さんといえば、フルーツの詰め合わせやお茶・海苔など、ちょっと高級な贈り物を扱うお店というイメージがあるかもしれませんが、
本店の2階にはパン屋さんがあり、ここのパンがものすごくおいしいです。
山安さんならではの季節の新鮮な果物をデニッシュやフルーツサンドに使用しており、いつ行っても食べたいパンがいっぱいで迷ってしまいます
「札木」という停留場名の由来は、かつてここに「高札場」があったからだとか。
旧吉田宿のほぼ中心に位置し、江戸時代には旅籠が軒を連ねていた札木周辺で、老舗&新店めぐりを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
※本日ご紹介したお店のうち、何件かは改めて取材させていただき、後日、当ブログでより詳しい情報をご紹介したいと思います。どうぞご期待ください。